First Episode: origin of repeated scene
物語は未来から過去へ、魂は過去から未来へ、輪廻する生命の渦は円環へ、そして一つの結晶に。
ウテルスジェムと呼ばれる魂の純粋なる結晶を巡る物語の始まり…
”シェオル”と呼ばれる街。
大地の巨大な亀裂の最端にある街。
街は崖をくりぬくようにして存在し、最深部は街の人が訪れる事はなく、監察官と呼ばれる人々が管理している。
貴重な鉱物資源の採れる横穴も数多くあり、街は活気に満ちた生活を送っている。
遥か過去、一つの隕石が死の星に激突した。
その後、その星には隕石が落ちた場所より生命が生まれ、それは惑星全体へと広がっていった。
その出来事は知的生命体である人類に興味を持たせるには十分だった。
そして、その隕石について調べるため、大規模な調査団(=監察団)が送られた。
そこで分かったことは、地表に落下した隕石は地表との摩擦によってその殆どが原形を無くしたという事。
それらの成分は殆どがただの鉄鉱石だという事だった。
監察団は一つの結論にたどり着く。
隕石の核となった物質が大地の割れ目の深部にあり、それが地上に何らかの作用を与えたのだと。
その核を探す監察団だったが、推定10cm未満の核を大型削岩機の使えない地の底で探すのは不可能と言っても良かった。
長い時間を経て、監察団の家族達は子を産み、育て、街を作った。
そこがここ、シェオルである。
ACT1
大陸に分断する巨大な裂け目の深淵から赤い石が発見されたという情報は、瞬く間にシェオルの街に伝えられた。
それは、遠い過去から監察団の末裔が探しているものと関係がある代物だった。
その情報を得た盗人の主人公は、これは一攫千金に持って来いだと赤い石を盗む為、発掘施設に侵入する。
しかし、赤い石のあるはずの場所に石はなく、口うるさい少女がいるだけだった。
既に先客があった事に落胆する主人公だったが、そこに駆けつけてきた警備員を見て逃げ出す。
主人公は、嫌々ながらも少女と協力をして発掘施設から脱出に成功する。
石を盗みそこなった主人公だったが、せめて一目見せてくれと少女に頼む。
少女は主人公に助けられた事もあり、胸に入れたという石を探そうとするが見つからない。
が、何かに気がついたように服を開く少女。
その胸には、赤く光る石が埋まっていた…。
驚く主人公と少女。
少女の胸から石を引き剥がそうとするが、胸にがっちりと食い込んでいて外れない。
主人公は、石を諦めてその場を立ち去ろうとするが、少女に引き止められる。
「体から石を外してくれたら、分け前の半分をやるよ」と。
主人公は、少女の体に深く食い込んだ石を見てその申し出を断ろうとするが、その場に謎の男達が踏み込んでくる。
成り行きから主人公は少女を助ける事になる。
が、その男達が撃った銃弾によって、少女は致命傷とも言える重傷を負ってしまう。
主人公は自分の隠れ家に少女を連れて行き手当しようとする。
しかし、急所を撃たれたはずの少女の傷跡は殆ど直りかけていた。
そして、意識を取り戻した少女にあはる変化が…。
ACT2
下町で育った少女の面影が消え、彼女はどこか惚けたような振る舞いをするよう変わっていた。
戸惑う主人公だったが、少女の致命とも言える傷が短時間の内に治癒してしまったのは何故なのかを考える。
そんな折、監察団によって少女が連れ去られてしまう。
少女が連れ去られる際、監察団が、少女の胸に深く食い込んだ石をこう呼ぶ。
”ウテルスジェム”と。
監察団によってそう呼ばれていた石に何か秘密が隠されているのでは?
そう考えた主人公は、少女を助け出し、その上で一体ウテルスジェムとは何なのかと言うことを、
少女と石を分離させる方法と共に探すことを決意する。
監察団が居座る大地の巨大な亀裂の深淵≪アビス≫へと、向かう主人公。
深淵では、人々が遥か過去に失った機械文明が細々と息づいてた…。
主人公は深淵で、空から落ちて来たウテルスジェムと呼ばれる石が、遥か過去、死の大地を生命の溢れる場所にしたのだという事を知る。
そして、少女の胸にある石こそ、コア・スフィアと呼ばれる純度の高いウテルスジェムの結晶なのだという。
遥か以前。大地は枯れ果てており、とても人間が住める世界ではなかった。
そこに燃える石が落ち、大地を切り裂き、深い傷跡を残した。
しかし、その後亀裂のある場所から大地は豊かになったのだった。
空から来た先人たちは、その亀裂の調査を始めた。
やがて、監察団そこに住み着き生活を始めた。
長い年月が経ち、ほとんどの者が何を調査しているかも忘れただ、その街での生活を日々送っていた。
それがシェオルの街の成り立ちなのだった。
深淵の底にある研究室で少女と再会を果たした主人公は、脱出を図るが監察団の支配する深淵からの脱出は困難を極め、
遂には追い詰められてしまう…。